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2006年6月25日 (日)

バスケ代表 猛特訓中

望み通り、まず「朝日新聞」がやってくれた。

サッカー日本代表がW杯を終え、帰国した記事をトップ面でカラーで報じながら
「ジーコ思想 受け継ぐ」とオシム監督を後継者に選んでいることを押して
国民の目を次に向けさせた。

そして、スポーツ面トップ!

「ジーコ・ジャパン教訓に」の小見出しを付けて
【最後の1秒まで戦い抜く体力を】
とバスケ日本代表の世界大会への念入りな取り組みを紹介している。

記事内容な遠征に行っていることに触れながらも
バスケ世界選手権が何であるか、
それに対してパプリセビッチ監督は何に主眼を置いて
合宿に取り組んでいるのか、
また折茂/古田/節政ら、ベテランの存在をプッシュし、
監督が折茂に信頼を寄せるコメントと
折茂の合宿の厳しさにに関するコメントを取り上げた。

「これほど練習していれば8年前の結果は違ったかも知れない」と
前回の成績と、現在の成長度をうまく折茂のコメントが説明している。

全体的に期待を持たせる記事じゃないか!
サッカー、ジーコからうまくバスケに話を転じている。

おまけは練習の合間にW杯観戦したパプリセビッチ監督の
「(豪州戦で)最後の1秒まで闘い抜くことの大切さを痛感させられた」
とのコメントを紹介までしている。

サッカーファンの目を少しでも向けさせるような誘い水だ。

ビジュアルキングの存在に触れることなく、大人の戦いをしている
ことをイメージさせる記事はこの時期の日本スポーツ界に
すがすがしい風を吹き込んだ気がするのはわたしだろうか。

噴火前の余震がきたゾ!

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2006年6月24日 (土)

個人技の差を埋めるもの

◇努力の選手だったジーコの狙い

父と兄3人をプロサッカー選手に持ち技術的に高い環境で育ったジーコは、13才のフラメンゴ入団後、本格的な肉体改造を始め、強靱な体を作った。23才のブラジル代表時にはフリーキックの名手となっていた。
プレースタイルは世界最高のパスの正確さで、前線の選手、背後から飛び出す選手へ絶妙のタイミングで正確無比なパスを配給した。

中田が海外に渡り、当たり負けしなくなったのも、世界レベルでプレーするにはフィジカル面の強さが最低限の条件だと知ったからであり、それに足る体を作った事は個人の努力の賜物(たまもの)ではないだろうか?

また、俊輔の左からのフリーキックの正確さは中学時の監督も認める練習量の賜物だった。

ジーコの方針は自身の経験からくる「自由主義」だが、信頼を置いたこの二人の努力を知り、他の選手にも自己管理の責任を持たせたかったのではないだろうか?

今朝の朝日新聞で、ドイツでの移動時に携帯ゲームに興じる選手もいたと紹介されていたが、ジーコの自由主義はそういうことを認めることが目的ではないし、中田が憤慨して指摘した精神的に「闘っていない」というのは、そういう心の体制を指していたと考えられる。

練習に裏打ちされた精神面の強さと、国代表という責任感の強さを、ジーコが求めたに違いないという裏付けとして、セレソンに選ばれるだけでも英雄だが、その上にあぐらをかくような選手は決して選ばれないブラジル・サッカーの歴史があるからだ。


◇個人技の差

同じく朝日新聞でトルシエさんは「判断力不足」と指摘している。DF宮本は以前は判断が必要な際に監督を見て指示を仰いだが今は違い自分で決定しているとサッカーの質の向上を紹介している。わたしは、これが本当の個人技ではないかと考えたい。

各評論は「個人技の差」だけで日本サッカーの今を片付けてしまったが、その評論者はW杯に出る前の世代の全日本代表選手が目立つ。
今となっては彼らが今の代表よりも「個人技」に優っていたのかは不明だが、この「個人技」という言葉には残念ながら具体的指摘が見られない。

同じく今日の朝日新聞の地方面に頼もしい記事を見つけた。
埼玉県サッカー協会専務理事・横山謙三さんのコメントだ。坪井・三都主を褒め、小野を気遣い、中沢を讃えた上で、

「64年の東京五輪をきっかけに近代サッカーの指導体制が普及したが、清水はうまく流れに乗って※正しく教える指導者を育てて、たくさんの代表選手を輩出した。最近は、千葉や九州にも良い指導者がいる。」と前置きし、埼玉出身が中沢だけであることについて
「埼玉は指導者養成を怠っていた部分はある。今後の柱になる課題だ」と指導者養成が原因だと名言している。

そして、「日本はバイタルエリアでのプレーが少なく、ブラジルはそこでのボール回しからの得点がすばらしかった」と戦術面で足りない部分、「シュートの意識がたりなかった」と精神面の弱さを指摘している。

※奇しくも、正しい教育と言ったバレンタイン監督に通じる

サッカーを部活で少しやったこともあるバスケマンとして言えるのは、そのバイタルエリアでのヒールキックやスルーといった技術は必然的に生まれた技術であり、バスケのノールックパスとは一線を画して解釈するべきだと思ってきた。つまり、それがなければ今の時代のサッカーでは得点は難しいということだ。うまい下手の違いがあれども、その地域での攻防の仕方を経験しなければ防御も出来ず、攻め切ることも出来ない。

本並さんが今朝のテレビ番組で「Jリーグからの見直しが必要だ」と言って締めくくったが、こういったサッカーの闘い方の質のことを言っていたのかも知れない。

岡田元全日本監督が8年前にW杯で敗れた時に「この先20〜30年はごまかしながらやっていくしかない」という言葉を残している。相手の良さを出させないように相手に応じた戦い方を指すようだ。
そして、世界のサッカー界が、よりアグレッシブさを要求する流れにある中で、誤摩化しが利かないことはドイツで証明された。


◇バスケットボールでの個人技は?

さてバスケではどうだろうか?「個人技」では、俊敏性とくに横の動きなどは2mを超す外国選手のレベルに比べて優っていると言われている。
パブリセビッチ監督は3年掛けて徹底的にバスケットに必要な下半身の強さとフットワーク練習を強いた。全ての動きに通じるボールコントロールしながらの鬼ごっこも多用した。

わたしが環境として日本バスケに足りないと考えるのは、シュート練習の場と時間だ。
ヨーロッパでは2mの選手が普通にスリーを撃ち、平然と決める。それも一本二本の話ではない。

NBAオールスターでの初代スリーポイントコンテスト王で3連覇(2だったろうか?)したラリー・バードは毎試合前に500本のシュート練習をしたそうだ。日本にエキシビジョンマッチで訪れたカリーム・アブドル・ジャバーも試合前には観衆の前で一人だけでのフックシュートの練習をしながらフィーリングを確認するのを目にしたことがある。

サッカーと違い、シュートの意識が低くてバスケをする人は稀だ。パスが回ってくるようなら1分に1度は誰しもがシュートできる可能性のあるバスケットにおいて、シュートに遠慮するプレーヤーはチームオーダーでも無い限りはいないと考えられる。

しかし、ミニバスケット、小中高の部活、その中でチーム合同練習の時間は取っても、シュート練習の時間を毎日1時間取るような練習スタイルを取っている指導者はどれだけいるだろうか?いつの間にかシュート練習時間が少なくなっているハズだ。

サッカーはミスのくり返しの競技だが、バスケットはそのミスの回数の差が試合の行方を握る競技、すなわちシュートを確実に入れ続けることを要求される競技なのだ。パブリセビッチ監督が全幅の信頼を寄せる折茂選手が長く日本バスケット界のシューターとして君臨してきたが、それではいけないのである。バスケットをするプレーヤー全員がシューターでなければ、身長が圧倒的に劣る日本が得点を入れ続ける戦略を見付けることは非常に難しいのだ。


◇シュートの指導

バスケットにおける指導者養成の実態を簡単に紹介する。
日本バスケットボール協会は、日本体育協会の「公認スポーツ指導者の資格付与制度」に準じて指導者養成に対応してきたとしている。
http://www.jabba-net.com/jabba/data/paper/data_c_01.html
が、実際は「JABBA公認コーチの資格取得のための専門科目講習会の開催を都道府県バスケットボール協会に委託し、受講者の確保を目指す。」としている。言ってしまえば、任せっぱなしである。

わたしの所属する埼玉県で資格を取ろうとした場合に、サイトを覗いても案内がない。
http://saitama.jabba-net.com/
他府県のサイトを少し覗いてみても、講習会の日程がおもむろに発表されているだけで、どういう人に受けてもらう必要があるかなどの説明が一切されていない・・・結局、全国にこれらの資格を持つ人が何名いるのかすらわからない。

しかし、サッカーで武田さんがA級ライセンスを取るドキュメントをテレビでやったように、ラモス監督がビーチサッカー日本代表を率いたり、J監督になったように、指導者資格は今後バスケット界でも重要視していくことになるのではないだろうか?是非、資格取得の道を整備し、かつ指導指針をきちんと打ち出して欲しい。

絵に描いた餅になりつつある「日本のオリジナルなバスケットボール」を作り上げようというポーズだけでは、もう時すでに遅しである。サッカーのビジョンは、50年後にW杯で優勝するというものだが、なんと具体的ではないか!

日本バスケットボール協会の公認コーチ養成講習会講師陣が書いたとされる「バスケットボール指導教本」では、ジャンプシュートの解説は69ページで約四分の一ページを割いて解説されている。が、そのまま教えれば各プレーヤーがうまくフォームを作っていけるような説明量ではない。
ショートフォームの教え方すら一定でないならば、シューターとして世に出る選手は結局自己流か優秀なコーチによる指導しかないことになる。それでは、世界には太刀打ち出来ないのである。


わたしは、ボールハンドリングや、ドリブルなどに時間を割くのではなく、シュート率を向上させるための「シューティングフォーム改善クリニック」を推奨したい!
見る目を持った名シューターが、子供や生徒・学生そして社会人やバスケをやったことが無い人をも対象にシュートをうまく入れるコツを伝授して欲しいと考える。一億総シューター構想だ。

シュートが入れば、オールコートでのトランジッション中心のプレーではなく、フリースロー競争だけでバスケのシューティングの愉しさを共有できる!
そういった角度から「みる」スポーツとしてのバスケファンを作ることも裾野を広げて爆発に備える一助になると考える。

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2006年6月23日 (金)

競技の普及に必要なこと

先日紹介した、玉木正之さんの「スポーツ解体新書」(日本放送出版協会)で、

戦後の水泳ニッポンと言われてから低迷期が続いたが、最近優秀な選手が数多く育つようになった。
それは町の水泳教室が流行したことで、そこに子供を通わせる親が増えた結果である。またJリーグを中心とする地域密着したクラブが生まれたことで、サッカー人口が増えた。

高い頂点(世界トップクラスのチームや選手)は、少数のエリートに特別な教育を施すのではなく、広い裾野(スポーツを楽しむひとびとや競技人口の多さと、それを支える環境)から生み出される

としている。

同じ山に例えた普及論をもう一つ見てみよう。

これもまた沖縄の本屋さんで見つけた雑誌なのだが

「体育科教育」2006.6号(大修館書店)

だれでも楽しめるボールゲームの授業作り
が特集だが、こちらは別途ご紹介したいと思う。

その中の「スポーツ記者の目」というリレー連載。
今回は佐野慎輔さんだ。

佐野さんについてネットで調べてみると
徒然に‥‥スポーツの周縁から
というブログも書いていらっしゃる。

今回紹介した部分の登場人物が合致しているので、
おそらく佐野さんは同一人物だと思うのだが、、、

その登場人物とは岡野俊一郎さんだ。

岡野さんは、日本サッカー協会名誉会長、
国際オリンピック委員会(IOC)委員で、
簡単に言うと前の日本サッカー協会長である。

その岡野さんがスポーツ競技の普及についての
持論を展開したエピソードを佐野さんが紹介している。

「その競技の普及には『噴火型』であらねばならない。

競技スポーツと生涯スポーツの二重構造の中で
普及というと、裾野を広くすることばかりに目が行くが
そうではない。

裾野がいくら広がったとしても中心(のレベル)が
低ければ「まんじゅう」のような形にしかならない。
噴火で溶岩を吹き上げて、流れ出る溶岩が
(普及という)広がりを作っていくのだ。

これが岡野さんの普及論だという。

佐野さんは、今年上半期に日本のスポーツ界に大噴火
(荒川金メダル・WBC)があったが、フィギュアと
野球界うまく普及に結びついていないと嘆き、

【噴火で流れだした溶岩をどう生かすのか。
 偏(ひとえ)に、人と組織の意識の高さにかかっている】

と締めくくっている。

含蓄のある言葉だ。

玉木さんと佐野さんの両者に共通するのは、トップリーグと下部(リーグ)組織での教育のバランスではないだろうか。

fibaバスケットボール世界選手権には
世界から注目のチーム・選手が大挙押しかける。
考えてみたら、それだけでも噴火ではないか!
2mクラスの選手が空港から入国するだけで
それはニュースになり得る。
修学旅行生がいたりすれば、携帯で写真の
撮りまくりが始まるに決まっている。

ファイナルラウンドは勝ち上がったチームが
さいたま市に集結して噴火の準備が始まる。
そして噴火するに違いない!
大会ポスターの2バージョン目は噴火
イメージしてるではないか!!
Funka

組織(協会・プロリーグなど)については
我々の力は及ばないだろうが、
ファンは充分に大会をそしてバスケを盛り上げようではないか。
その盛り上げ方如何により
以降のバスケットの普及度合が決まるのだ。

応援を呼びかけよう!
試合を盛り上げよう!
バスケに興味ない人にも呼び掛けよう!
試合を観てもらおう!

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2006年6月18日 (日)

プロ意識が取り壊す壁

リクルートの無料配布雑誌「R25」、いつも手に入る訳ではないが先週号にサッカー中田の記事を見つけた。

オフィシャルサイトで公式コメントを発するビジネスモデルを確立した初のプロ選手と、中田を紹介。

世界中から日本にやってきた人々のホスピタリティセンターとして前回W杯時に生まれた nakata.net cafe の今年のテーマを「フットボールラウンジ」とした。

ドイツまで応援に行くことのできない日本人や、在日外国人たちが一緒にサッカーを観戦出来る場所として定義している。

「サッカーをやるときに、自分の満足のためだけに試合をやるというのはプロじゃない」
「観に来てもらって初めてプロだと思うし、観に来てる人がどういうものが観たいかを考えて魅せるのがプロだと思う」

このプロ意識はどこかで聞いたことがあると考えてみると、あの長嶋さんの「取れる打球を敢えて取れないかのように難しく魅せるのがプロだ」というエピソードを思い出す。


ドクター:辻の「スラムダンク勝利学」18章 感動を与えることの意味
ではこんな示唆をされている。

初めて試合に出た花道のプレーを見て、女子校生が「感動しました」と廊下で打ち明けるシーン。
花道が試合で見せた、飽くなき競技者としての全力投球の姿勢が観客を巻き込み「感動」という目に見えない力を与えた。

プロに限らず、どのレベルにおいても共通していることとし、”一流の競技者の増えることを夢見るスポーツドクター”からの熱きメッセージだと結んでいる。


bjリーグ:東京アパッチの青木康平選手は、ストリートバスケットチーム:FarEastBallers の出身だ。
ストリートバスケットのプロリーグ:Legend の大会に参加した青木選手がブログで全てのバスケットボールファンへのメッセージを記した。


簡単にできそうなことが、日本のバスケ界ではありえない。
これを変えたい。だから、
まずはプロ選手がストリートでプレイすることが大事だと思う。
それはなぜか?
日本のバスケ界には色んな壁がある。
その壁を壊せるのは、お客さんやファンの人じゃない、
選手にしかできないと思う。
そして、その壊れた壁を元に戻させないのは、お客やファンだと思う。
だからみんなの手でバスケを変えていこう!!


青木選手のストリートでの活躍をbjリーグは公式サイトにてニュースとして伝えた。
リーグも、チームも、この青木選手の叫びを受け止め、自らプロとして壁を壊すことに歩を進めたのである。

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楽しむための正しい教育

先日、電車に乗っている時に隣に座っていた女性が読んでいた本で
ロッテ監督バレンタインさんへのQ&Aというコーナーの中に
「野球を楽しむのにどうしたらいいですか?」と息子さんを気遣う質問が目に入った。
おそらく、隣の女性も息子さんが野球を始めたかなんかでこの本を読んでいたのかも知れない、熱心に読み入っていた。

2ページ見開きに、一問一答形式だったので、大きな太い文字で質問が見え、左ページあたりに肝心の部分を読むことができた。はっきり記憶できなかったが、この一節だけが残っている。

「その質問を受けた時、正しい教育を受けなさい、とわたしは常に答えている」

スローイングや、バッティングなどを楽しむためには、まず正しいフォームを教えてもらうことだ、といった意図の答えだそうだ。

この本を意識しながら、本屋ではキョロキョロするも、いまだにその本を見つけることができない。

見つけるまではと思っていたが、今回一旦自分なりに、この回答に解釈を加えたいと思う。

バスケットボールは、ハビットスポーツ(Habit Sport=経験のスポーツ)と言われ、日頃の心の持ちようから始まり、繰り返される練習など、全ての行動についてバスケットボールのコートの上で活かされるとされている。

そのため正しいフォームが無ければ、シュートは入らず、一度のまぐれはあり得ても、それが何度も続くことは決してあり得ないのである。それだけ、45cmのリングに30cmのボールを通すことは難しいことだとも言える。

わたしが尊敬する日本のオールラウンド・プレーヤー:池内さん(元男子日本代表選手/ユニバーシアード男子代表ヘッドコーチ/拓殖大学男子バスケットボール部監督)の監修した「バスケットボール上達BOOK」に寄せた池内さんのコメントはこうだ。

シュートを決められるようになるには練習が必要です。
でも、練習の仕方が悪いと、やる意味がなくなってしまいます。
身体能力や体格が人それぞれで違っているように、
その人に合ったシュートフォームがある。
まずそれを見つけましょう。
シュートを何本打っても疲れなければ、
それが自分に合ったフォームといえるでしょう。
それを見つけながら成功率を上げていく。
最初は10本でも5本でも構いません。
目標を小さく区切って、連続して決められるようになりましょう。
ゲームでシュートが決まる確率は練習のときの半分と言われますが、
シュートが入れば自信がつき、確率は上がっていきます。
その積み重ねこそが、ゲームで生きてくるのです。


どうだろう、バレンタイン監督と同様の意味を読んで取れるではないか。

池内さんは、天才的なシューターとして活躍したため、
フォームを自分で見つけるとしているが
実際ある程度まではコーチ役がいなければ基本的な事項を
習得は出来ないハズである。
バレンタイン監督が指すのは、きっとこのことだ。

基本習得までは正しい知識のもとに正しいフォームを身に付けることで練習が楽しくなる。
楽しくなれば、自ずと繰り返し繰り返し練習することがもっと楽しくなる。
そこから先は「努力」の積み重ねと、実戦での経験だよ、と。

バスケットのシュート練習はゴールに対峙し、自分との勝負だ。
英語ではSwishと表現されるネットだけにボールが触れて通過する時の音を聞いての心地よさは「楽しさ」そのものだ。いくらでも続けたくなるし、その心地良さが増える分、自分が上達した感触すら覚えることができる。屋外が真っ暗になろうが、周りに人がいなくなろうと、没頭し、集中し、いつまでもシュート練習する時に研ぎ澄まされた神経はCOOLに自分の位置とゴールからの距離をはじき出して、全身の使い方を指示し、最後に指先のタッチ感覚で軌道修正する。
バサッ、という快感の直後にスピンしたボールは手前に跳ねてきて、拾ってはまたジャンプしての繰り返し・・・

バスケを高校1年の途中から始めた際に最初に教えてもらったのはジャンプシュートだった。
3年の引退後だったので、2年でチームのエースシューターの先輩から丁寧にいろんな体の部位の使い方を理論的に教わった。驚きのポイントは「後ろに跳ぶ」だった。後ろに跳びながらのシュートは難しかった。しかし、それが普通のジャンプシュートだと教わり、忠実に従ったことで、普通のシュートだと体に覚え込ますことができた。
その後、10年を経てNBAを観るようになってそれが「フェードアウェイ」だったということを知った。

きちんとしたコーチが、きちんと教えれば、きちんと反復練習し、どの部位をどう修正すればいいのか自分の中の感覚という名のコーチが直してくれる。
それが、バレンタイン監督の意味する正しい教育なのだろう。

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2006年6月17日 (土)

ボールパーク → 日本のスポーツ組織&スポーツクラブ

ちょっと重そうなタイトルになってしまったが、これでいってみようと思う、、、

6月13日の記事サッカー日本代表:宮本「ブラインドサッカー」を支援 ~ツインバスケの紹介で、様々なバスケットがあることを紹介した。

しかしながら、それぞれで連盟を持ち、財源が異なり、海外で開催される世界選手権への参加を金銭面を理由として断念するような事態が現に起きている。これは、日本という国における文化・社会の中でスポーツとの関わりがあまりにも「マスコミ主導」となり、ファンも、マスコミも、国も、見るべき所に目が向いていない証拠と言える。

この辺について気になっていたところ、先週出張で出掛けた沖縄の本屋で、玉木正之さんの「スポーツ解体新書」を見つけ、すぐに買う事を決めた。(リンク先で目次を閲覧できるので、ザッと見て頂きたい)
少し厚めの単行本で、帰りの飛行機の中で読みたいとも思ったが別送した。案の定、飛行機では離陸直後に睡眠に陥り、「あと10分で着陸となります」のアナウンスで起こされた・・ f(^^)

◆ボールパーク
玉木さんとの出会いのキーワードは「ボールパーク」だ。
1997年8月に偶然見ることができた『NHKスペシャル/私をボールパークへ連れてって』で拝見し、すごいスポーツジャーナリストがいるんだなという感想を持った。
ただ残念ながら番組の内容はちゃんと覚えていない。
アメリカにおけるMLBとファンとの関係を、MLBの歴史を少しひもときながら、今でも球場で5回裏(?)に大合唱される Take me to the the ballgame という歌に、その【縮図】があるんだということを紹介し、そこに地域に密着したプロスポーツが長い時間を掛けてファンによって育てられるという「スポーツ文化」を伝えた気がする。
地域密着型という言葉は当時知らなかったし、そういう精神すら知らなかった。アメリカ・スポーツの「深さ」だと思い込んだものだ。

歌詞はこうだ。

Take me out to the ball game. Take my out with the crowd.
Buy me some peanuts and crackerjacks. I don't care if I never get back.
Let me root, root, root for the hometeam.
If they don't win, it's a shame.
For it's one, two, three strikes, you are out at the old ball game

アメリカスポーツの特長だと思っていた地域密着型が、実はヨーロッパにおいて古くから「クラブチーム」というスポーツ文化として根付いているときちんとわかったのは、「bjリーグ」についていろいろ調べてからのことで、ごく最近になってからである。それでも、本屋で「玉木」と「スポーツ」のキーワードだけで、玉木さんの本だとピンと来たのはわたしの中に彼からのメッセージが深く根ざしていたからなのかも知れない。

◆地域密着型スポーツクラブとしてのレッズの工夫
最近では「地域密着型スポーツクラブ」というファンへのアプローチの【スタンス】について注目してみるようにしている。

以前も紹介した浦和レッズだが、その社長のインタビューをとある会社の顧客用雑誌で読む事ができたので、触れておきたい。

犬飼基昭(いぬかい もとあき)さんは、前職にてヨーロッパ駐在を長く経験し、「学校ではできないことをクラブで教える」ためにレッズの社長に名乗り出たそうだ。

前の記事でクロアチアのところでも少し触れたが、ヨーロッパでも核家族化の問題は深刻だが、その問題をクラブがカバーする大人社会が出来ているという。親がクラブのコーチを自慢げに話すのを聞いてうらやましいと思い、日本にも絶対に必要だと信念を持ち、具現化した形がレッズランドでもある、という。

サポーターが応援しやすい環境作りのひとつとして、ファン同士で結婚するケースを捉え、子供が生まれた若いカップルが以前と同じようなスタイルで応援に来れるようにスタジアムに「託児所」を開設したそうだ。

レッズサポーターの登録を1組3人以上の受付とし、サポーター同士の輪を広げるきっかけ(仕掛け)を担っているという。登録時に配られた旗が、最近ではレッズの試合の日に商店街のみならず、一般家庭にも掲げられるそうだ。

またレッズは、小学校の授業や、中学校の部活動のサポートにも乗り出している。

◆魅せるために企業として大切なこと?
 犬飼社長は、「レッズの持ち主は誰か?」と社員に問いかける。そして、決して我々のものではない。スタジアムを一杯にして応援してくれる、あるいはテレビの前で声援を送ってくれるファンやサポーターのものだと諭す。
そういう人たちのために何をすべきか?それを考えなければファンは離れてしまうからだそうである。

5/28の記事「地域密着型スポーツクラブへの道」で紹介したヴァンフォーレ甲府の例と同じ「信念」だ。

いくつか地域に密着した気になる活動を紹介する。

◇バスケット:さいたまブロンコス
 ○学校の授業の一貫としてクリニックを行っているそうで、まさにレッズ犬飼社長の「学校ではできないことをクラブで教える」というのに通じる。
  6月20日(火) 川口市立並木小学校(授業)
  6月23日(金) 皆野町立皆野小学校(授業)
  6月26日(月) さいたま市立南浦和小学校(授業)
  6月27日(火) 草加市立川柳小学校(授業)
  7月5日(水) 和光市立白子小学校(授業)
  7月7日(金) さいたま市立芝原小学校(授業)

 ○デービッド・ベンワーが西武始球式
    西武ライオンズ所沢市民応援デーに参加し、始球式に登板だ。

◇野球:千葉マリーンズ
  ボビー・バレンタイン監督が、城西大学経営情報学部において「スポーツビジネス論」の客員教授に就任!
講義内容は非常に興味深く、現職監督からの生のメッセージが与える影響力はさぞかし大きいことと思う。
  
・スポーツビジネスの実態を学び、野球ビジネスと地域振興のあり方を展望
・講義はバレンタイン監督をはじめ、マリーンズ球団関係者や本学教員も担当
・千葉マリンスタジアムにて行われる千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦で、バレンタイン監督による講義や、球場運営の実習をおこなう
・シーズン終了後の11月下旬にバレンタイン監督が千葉東金キャンパスにて講義

・2月25日(土)、経営情報学部学会講演会
 「スポーツと地域振興−新たなスポーツマネジメントの確立を目指して−」にて
  千葉ロッテマリーンズ 経営企画室室長の小寺昇二氏
   「スポーツビジネスからみた千葉ロッテマリーンズの新しい試み」
  他に「総合型地域スポーツクラブの運営−地域の健康づくり−」など

◇NBA
  年と家族の発展、健康など促進を目指す国際的な社会貢献プログラム「NBAケアーズ」を設立
  NBA、選手、チームが
  1億ドルの寄付、100万時間のボランティア、
  そして100箇所の遊び場の建設を目標に!
  ※リーグ全体で行われる世界規模の社会福祉活動であるが
    NBAファンとして鼻が少々高いではないか。

●日本のスポーツ組織と今後
  このようにプロスポーツの社会においては、欧米のスポーツ文化の良い所を輸入し、地域に根ざし、スポーツをきっかけにコミュニケーションや健康づくりを支援する体制あるいは考え方を浸透させようという機運が高まってきており、実際にそのことによるプロスポーツチームの存続や、街づくりに多大なる貢献・成果を上げている。

天下りかのようなスポーツ連盟組織のあり方を見直し、スポーツを通した文化の形成を考えて欲しい。
そのためには外部監査の仕組みも必要だろうが、我々一般ファンの層においても、関連知識を共有しておく必要性を感じる。このブログではそういった観点での記事を書き進められればと思う。それが、ひいては地域密着に繋がるものと考えるからだ。

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[世界No1バスケ] コバトン & バッドばつ丸

kerorirorinさんの「籠球日記」で、コバトンが世界バスケに一役買っている新聞記事が紹介されていた。
http://d.hatena.ne.jp/kerorirorin/20060616

  「世界バスケを応援しよう 県がコバトンのピンバッジ販売」
   http://www.saitama-np.co.jp/news06/12/19x.html

さいのくに国体(2004年)のキャラのピンバッチの売り上げを、FIBAバスケットボール世界選手権の【応援PR活動】に充てるというものだ。
19x

この【コバトン】は、埼玉県の鳥「しらこばと」(越谷市付近のみに生息する国の天然記念物!)をモチーフに、国体は次の県に「バトン」を渡すことなどに掛けて命名され、国体では異例のキャラクター関連商品売り上げ1億円を記録し、2005年1月からは埼玉県のオフィシャルマスコットとなったようです。

国体と前後して2004年の埼玉県内プロスポーツが好成績をあげ、「コバトン不敗伝説」も生まれたというシロモノです!
コバトンが飛んで来て、初戦ドイツ:ノビツキーのフェードアウェィのシュートを構えた時に、ボールを奪ってくれるといいのですが、、、

さて、2006年FIBAバスケットボール世界選手権の大会公式マスコットは「バッドばつ丸」と『チームばつ丸』だ。
http://www.fiba2006.com/event/event_j01.html

FIBA事務総長パトリック・ボーマンさんのコメントをまとめるとこういうことだ。

●バスケが世界1位のスポーツであるために若い世代に向けたアピールが必要
●そのためには(映画やiPodなど)流行にも目を配っていきたい

そして、バッドばつ丸については、

●バスケットボールの魅力を強くアピールしたい若い世代に最も適している
●大きい選手を相手に細かく動いて、相手をかく乱し、気づいたら得点してしまうイメージをかぶせた

とのことだ。まさに日本チームのあるべき姿とも言えよう。

ちなみに、バッドつん子の声優:大谷育江さんは テレビアニメ「ONE PIECE」でチョッパー役をしているそうだ。
チョッパー役は、休業のあと2006年5月21日放送分より復帰している。
折茂武彦選手(トヨタ自動車)が、今回日本代表強化合宿に参加/合流を発表したのが2006年05月16日だから、少〜しだけ『チームばつ丸』の存在が日本チームの結束力に影響を与えたと言える(かも知れない)。


チョッパーは、フランス代表:トニーパーカーに似ていないだろうか?20081916

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2006年6月14日 (水)

日本代表へのエール交換! ~クロアチア

ゾロ目の200日の日刊スポーツの野球欄に

古田サポーター ジーコ日本応援

という見出しの小さな記事が載っていた。

古田敦也ヤクルト兼任監督が

五輪に並ぶ国民的関心事。どんなスポーツでも日本代表というチームには頑張ってほしい」という内容のコメントを残し、W杯に熱くエールを送ったと紹介し、そのスタンスを「共存」と評した。

W杯の日本初戦の日は、プロ野球の観客が極端に少なかったそうだ。この期間だけは野球人もサポーターの側に回るしかないという状況を予測してのコメントかも知れない。

でも古田さん、バスケット日本代表へも是非エールを送って欲しい!

また、欧州遠征中のバスケット日本代表から、サッカー日本代表にエールを送れば、エール返しをしてくれるのではないだろうか?
クロアチアに先日まで滞在していたのだから、とても良い国際交流の図式だったが・・・

【クロアチアについて】

クロアチア国旗
Photo サッカーW杯日本代表の次の相手国でもあるクロアチアの国とバスケットボールについて少々触れておこうと思う。

これまでNBA選手に愛着があるだけでクロアチアという国はよく知らなかったが、先日偶然見つけたクロアチアの地形がよくわかる写真を見る機会があり、すぐに「行きたい」と思った程、美しい景色を持つ国だ。地図上の赤点からのビューが矢印になっているが、小さな島々を見晴らしている点を探して欲しい、本当に息を飲む景色だ。
旅行用のよくある画像はたとえば、こんな感じでこれはこれで素晴らしい。

<クロアチアの地形>
Croatiamap

クロアチア共和国は、サッカー:カズの移籍先として記憶に残る首都ザグレブを中心に、人口 450万人程のアドリア海を望む景色のとても綺麗な、九州の約1.5倍の面積の国だ。

バスケットボールでは、バルセロナオリンピックの決勝で後にNBA入りする二人が、ドリームチームを苦しめた。その二人とは、、、

■Drazen Petrovic ドラツェン・ペトロビッチ(NETS)
 http://www.nba.com/history/players/petrovic_bio.html

ゴールを狙う目は、獲物を狙う獣のようで、ドライブインやミドルシュートで得点を稼いだ。絶対にあきらめないという思いとその闘志が外に出るタイプだ。すごく好きになったシーズンの後に事故でこの世を去ったが、彼の遺した功績は大きい。

□Tony Kukoc トニー・クーコッチ(Bulls →現Bucks)
 http://www.nba.com/playerfile/toni_kukoc/

欧州プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを3度獲得した後に、ジョーダンの引退と入れ替えでブルズに入った。たしかヨーロッパのジョーダンと言われていたように記憶している。ジョーダンのいないシーズンはスタメンにも名を連ねたが、ジョーダンが復帰した 1995-96シーズンには Sixman of the Year に当然のように輝き、1996年からのブルズ3連覇のメンバーとしてチームに貢献した。

わたしは、当時のブルズではクーコッチに一番注目していた。密集した中で長身を生かしジャンプシュートを決めるところが好きだ。

この二人をクロアチア代表選手として育て、欧州選手権で2度優勝を経験しているのが現日本代表監督のジェリコ・パブリセビッチ。

以前、パブリセビッチ監督は日本のバスケット環境について、以下のように語った。

「一貫した教育システムが日本にないのが驚き。また、コーチを育成する学校がないのも駄目! 背の大きい選手が最初からセンターだけをやらされて、可能性を潰されている。勿体無い選手が数多くいる」

ヨーロッパでは、クラブチームの仕組みが発達しており、ジュニアの頃から同じ指導者に支持し、年齢を重ねても同じクラブチームに所属しながら、各カテゴリにエントリーするチームに所属してプレーを楽しむという活動が根付いているため、パブリセビッチ監督の発言もうなづける。このクロアチア出身の監督がどこまで日本代表を鍛えてくれたのか注目した。

日本でも、Jリーグやbjリーグが地域密着型のクラブチームとしての役割を担ってきているが、今後もっと活性化するよう期待している。

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2006年6月13日 (火)

サッカー日本代表:宮本「ブラインドサッカー」を支援 ~ツインバスケの紹介

2006年6月6日の日刊スポーツのサッカー欄に見つけた記事。

ブラインドサッカー日本代表が世界選手権遠征費用捻出に苦しんでおり、11月の世界選手権の辞退を考えていることを知り、去年テレビ番組の企画で触れた経験を
「一つのボールを追い掛ける原点を思い出させてくれた」
とし、もう一つの代表を知ってもらおうと、フットボールパークに今月9日にオープンしたフットサルコート使用料の一部を日本視覚障害者サッカー協会に寄付すると決めた。
協会長は、なんと釜本さんの実姉とのことだ。

※『宮本恒靖 FOOTBALL PARK』に絡めた【世界バスケ】の宣伝について書いた記事
 http://kawashiman.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_1b51.html

※釜本さんに端を発してレッズの総合型地域スポーツクラブとしての展開について書いた過去記事
 http://kawashiman.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_3088.html

しかしながら、宮本のようにすぐに行動に移せるあたりはプロ故のことだろうと思う。

バスケットボールでは、次の世界選手権やオリンピックなどにはプロ選手が代表となると考えられるが、その頃までには宮本のような行動力が備わったプロが育って欲しい。

さてここで、もうひとつのバスケットボール界を紹介しておく。

●イスバス(車椅子バスケット)
 ストリートバスケットボール応援サイト「ストリート プライド」から
 ■渋谷ジョーダンコート・イスバスクリニック (street pride内)
  http://japanstreetbasketball.hp.infoseek.co.jp/shibuya-mj-1/jordan-court.html

 ■安直樹 選手
 『CHANGE』車椅子バスケットボール選手・安直樹ブログ
 http://blogs.yahoo.co.jp/naoki11yasu
 千葉ホークス 安 直樹 オフィシャルWebサイト
 http://www9.ocn.ne.jp/~skip/yasu-naoki/change.html

 ■車椅子バスケットボール大会エキシビション(JOMOサンフラワーズ)
 https://www.jomo.co.jp/sunflowers/whats/

●ツインバスケ
 四肢麻痺者を対象にした車椅子バスケットで、ゴールは通常のものと別にフリースローレーンに低いゴール(高さ1.20メートル)をセットし、フリースロー・サークルの円外と円内とで、障害度に応じてシュートしていい選手・いけない選手に分けるといったルール。

 『岡田祐介のアナウンサー日記』の「車椅子ツインバスケットボール」
 http://blog.livedoor.jp/freakout2/archives/23957847.html

 EAGLES
 http://www5e.biglobe.ne.jp/~eagles12/

 ■キーワード検索は「ツインバスケットボール」で
  http://www.google.co.jp/search?num=100&hl=ja&rls=GGLG%2CGGLG%3A2006-04%2CGGLG%3Aja&q=%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB&lr=

●知的障害者バスケットボール
 ルールは健常者とまったく同じバスケットボール
 今年9月29日から「INAS-FIDバスケットボール世界選手権大会」が開催される

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2006年6月12日 (月)

ドイツ代表:ダーク ノビツキー

NBAファイナル観戦を終えて、しばらくするとなんとテレビ東京で
『シャークアタック 地獄の殺人ザメ SHARK ATTACK』
http://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/oa_afr_load/index.html
という映画をやっているではないか。(笑)

期待通りに、[変革]4段活用といこう。
(未然) Shark Attack
(終止) Shaq Attack
(連用) Shaq a Hack
(連体) Hack a Shaq

ピストンズがShaqを止めて以来、ファイナルでのシャックの豪快なダンク Shaq Attack が見られない。

身を呈してファウルをして、FG%よりも低い確率のフリースローを撃たせれば得点されないという、わかりやすい作戦が Shaq の所属するチームに勝つ可能性を高めるという Hack a Shaq だ。

ファイナルのために体力を温存してプレイオフを戦ってきたと見ていたShaqだが、そうでもないようで、ディフェンス軍団と言われるマブスに封じ込められているようだ。

そのマブスのエース:ダーク ノビツキーの風貌は、まるで獲物を捕らえる時のサメのような感じさえ受ける。
Mavs Shark か。

ノビツキーは、2006オールスターのスリーポイントコンテストで優勝し、気分よくシーズンの後半戦を過ごし、結果的に4位でシーズンを終えた。実際にはオールスターの頃には、ウェスタンの勝ち星からみて、ディヴィジョン1位を取っても2位を取ってもカンファレンスセミファイナルでスパーズと当たることが見えていた。
ディフェンディングチャンピオンであるスパーズは、絶対的なホームコートアドバンテージを穫るために1位にこだわり、マブスを抜いて1位で終了した。
そのカンファレンスセミファイナルでは7戦の最後の最後までもつれ、結果的にマブスが勝利をものにした。
残り21秒での同点へのプレーは、アルゼンチン代表:ジノビリのシュートファウルを受けたドイツ代表:ノビツキーが、カウントワンスローを決めるという劇的な同点劇が延長での勝利に導いた。

このノビツキーの1投だけのフリースローを決める裏付けはあった。シーズンフリースローが81ゲーム平均で 90.1% なのだ。今プレイオフ通算でも90.0%なのだ。

ファウルしてしまったジノビリはしようがないにしろ、ノビツキーにシュートファウルは禁物だ。
得点させても1点優位に立っていることに変わりないスパーズにとっては、理論的には残り21秒でノーファウルで得点させて、あとはボールをキープするという作戦の方が勝つ確率は高かった訳だ。
Hack a Shark に意味は無いのである。

さて、ノビツキーのプレーでバスケ初心者にも見習って欲しいのは、シュートの際の「ループ」である。
どんな選手でもブロックできないような高いループを常に描き、真上からリングを通すようなシュートだ。
セブンフッター(7フィート以上)であれば、そうそうシュートブロックされることはないと思われがちだが、ヨーロッパのバスケットはセブンフッターのスリーポイントシューターがゴロゴロいるため、マッチアップする相手もセブンフッターだった経験を持っているからなのだろう。

シュートの確率を増すために一番有効で簡単な方法が、このループを高くすることだ。
リングに対する入射角が大きな程、ボールから見た場合にボールが通るリングが楕円から円に近づき半径が長くなり、通りやすくなるのだ。

男女に関わらず、日本代表のシューターのループも総じて高い。ループの高いシュートは美しくリングに吸い込まれるのを安心して見ていられる。この安心はシュート確率の高さによるものである。
世界バスケでの楽しみ方として、ループの高さを見比べることを勧める。

そう言えば、ジョーダンのしなやかなフォームから放たれるシュートも美しいループを魅せていたと記憶する。

 【中学生のための英語講座】
  1フィートは12インチ(30.48センチメートル)、3フィートで1ヤード
  7フィートは210センチちょぃで、2メートル10センチ以上の選手のことを「セブンフッター」と呼ぶ。
  英語で foot はfeet(フィート)単数形で、 footer の er は、「〜の人」の意味だ。

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NBA Filnal #2

さぁ、ファイナルだ!

今はダラスでの2ゲーム目のハーフタイム中。

3連続のスタックハウスのスリーで前半を終えたマブス。
おそらくスタックハウスは、試合前の練習時に
シュートの調子がすこぶる良かったのだろう。

「凄い!」と思ったのは、その一本目だ。

ハイポストあたりで十分にシュートが撃てる状況で
ノビツキーがワイドオープンでフリーな
スタックハウスに丁寧にパスを切った。

この仲間を信頼できる手離れのいいパス回しが
マブスの強さだと改めて確信した。
「俺が決めてやる」という気持ちをわざわざ沈める
のではなく、状況判断をして、より確率の高い、
より得点の高いシュートセレクションを冷静に判断するということを
選手全員が実現可能な【精神状態】であると言える。

と分析していた。その後に解説倉本さんが
「シュートを撃ったスタックハウスも凄いですが、
パスをしたノビツキーも凄いと思います」とコメントした。


前半終えてのインタビューは、
前記事で、リバウンドについて注目すべきと紹介した
Erick Dampier , DALだった。
前半だけでリバウンド8本、Shaqを押さえた秘訣を訊かれていた。


っと、後半が始まった。

さぁ、マブスのパッシングゲームを楽しもう!

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2006年6月 7日 (水)

playoff通算成績で紐解く NBA Finalのゆくえ(2)

前回に続き stats を見ていこう。

前回は double-double のランキングを載せたが、
18位にdouble-double 2回の Josh Howard , DAL が入っている。
17GP 34.9MPG 17.4PPG 7.2RPG 1.2APG 0.9STPG 0.6BLKPG

Antoine Walker , MIA は、1回で27位にランクされる。

ここでの注目は、彼らのプレイングタイムだ。

ノビツキー 42.4MPG (1ゲームあたりの平均プレータイム)
ウェイド   41.1
ウォーカー 37.8
ハワード  34.9

彼らがNBA 2005-06 Playoffの50傑に入っている。
有能者ほどプレータイムが長い。これは当たり前のことだが、
ここまでプレーオフで両チームともに17ゲーム戦い抜いてきた中で
それは「疲労」の蓄積度数と言い換えてもいいはずだ。

ちなみにピストンズは18ゲームだが、チームトップがウォレスの35.7分となっており、「使えるメンバーが5人しかいない」と言われながらも平均12分以上のベンチタイムを設けていることになり、充分にファイナルに向けた体力温存をしてきたと言える。

そして体力温存の最たるプレーヤーがいる、Shaqだ! 
なんと32.2分と、1ゲームの間に16分もベンチに座ってきたのだ。


次に【リバウンド】について両チームに加え、代表チーム候補などに選ばれているプレーヤーを抜粋してみる。
2006finalrebound
注目は Erick Dampier , DAL だ!
13ゲームプレーして平均23.6分の出場ながら、オフェンスリバウンドが平均3本。
Shaqですら3.5本だから、この数字がとんでもない(Shaqに次いで3位)ものだと理解できると思う。
重ねて<RP48>つまり、もし48分プレーした場合の換算値が 12.2 と RP48の10傑に入る程だ。

そして DeSagana Diop , DAL も特筆に価する 13.7RP48 だ!
これはRP48の6位ながらも、ランク50入りしているマブスの4人の RP48 がほぼ二桁と言える脅威だ。
4人がコート上にいれば、Shaqに匹敵するだけのリバウンド力を発揮すると言える。

対してHeatは、James Posey の 9.9 RP48 が目立つ。


次は【ターンオーバー】に目を移していこう。
2006finalto

ランキングは、AST/TO つまりターンオーバーに対するアシスト率による順位付けだ。
ここで、Heat James Posey が4位にランクし 4.5 AST/TO を記録し、
Playoff 10ゲーム以上のプレーヤーの中ではトップである。
つまり、上で見たようにリバウンド貢献度が実は高いながらも、
ミス(ターンオーバー)が少ない上に得点に繋がるパス供給がうまい。
ちなみに STL/TO つまりターンオーバーに対するスティール率が 2.75 で全体4位だ。
どちらも同僚の Jason Williams , MIA を上回る状況だ。

しかし、もっと驚くべきはマブスの4人が2以上の AST/TO を記録してランクされている点だ。
誰がボールを持っても、アシストのチャンスを逃さない上に、ターンオーバーも少ないチームだと言える。

これだ!

前回記事に書いた、マブスを見て「なんか知らんけど強いなぁ」と思ったのは、これだったのだ。


チャンピオンリングを獲得するのは、マブスだと公開予想したい。


ここまで敢えて中心選手については触れていない。しいて言うならば、ノビツキー&ウェイドのプレイングタイムであり、特別長いことが怪我に結びつかなければいいという位であり、またこの二人を欠いては観る者の興味を半減させるから、そうならないことを祈る。


そして、ここまで主力ながら名前の出なかったプレーヤーの「でき」が、案外鍵を握ったりするのかも知れない。
Udonis Haslem MIA

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スラムダンク英語版

をむさぼり読む少年を発見。

少年は満員電車に乗り込んできて、入口付近にいた自分のすぐ隣でコミック本を開いた。

ふと覗くと、よく見たことのあるようなキャラの吹き出しが英語ではないか。そしてなんとそのキャラとは花道ではないか!

「英語版があるのか」と驚いたわたしは、いろいろ少年を観察してみた。

どうやらスラムダンクは5巻のようで、綾南に85-81で負けているところだ。

時折、宙を仰ぎ、何かを思い出すかのような仕種をする。

コンバースのキャンパス地を履き、ホワイトXレッドのバンドを腕に付けた少年はバスケットプレーヤーではなさそうだ。

その証拠に巻を読み終え、おもむろにバックを開いたかと思ったら、コミックを突っ込み、すぐに携帯メールチェックを始めたからだ。

バスケットをする者なら、スラムダンクを電車に持ち込みながらも続きを用意しないことは有り得ない。
あの興奮を途中で止めることを自分に課すことはできないハズだ。

わたしの家にはコミック本は無いため、以前借りた時に一家四人で凄いスピードで読破したものだ。
今は、テレビ版アニメと数回の映画版がDVDに入れてある。スカパー放映からの録画だ。

スカパーは、世界バスケ全試合も放映する。
 ※スカパーについて書いた過去記事はこちら
 ※日本代表とスラムダンクの関係を紹介した過去記事はこちら

Slamdunk ◆画像は雑貨屋で見つけた井上先生コーナー
 ここでの発見は【『スラムダンク』の秘密】という単行本が存在することだった。

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2006年6月 6日 (火)

playoff通算成績で紐解く NBA Finalのゆくえ

今シーズンのNBAもいよいよ大詰めを迎え、現地時間8日午後9時よりファイナルが始まる。

ホームコートアドバンテージを持つマブスのホームより、2ゲーム、3ゲーム、2ゲームとホーム・アウェイを行き来する。各カンファレンスでの移動は2-2-1-1-1のフォーマットだが、それは近いが故に間1日置いての移動が実現できる訳だがファイナルではそうはいかないのである。

プレイオフ前にマブスのBS中継ゲームを観て、「なんか知らんけど強いなぁ、こりゃカンファレンス・ファイナルまではいくな!」と思ったものである。BS中継の今シーズン前半はスパーズのゲームばかりを見せられ、うんざりしていたこともこの判断を手伝ったかも知れない。f(^^)

また、ブルズ黄金期の戦いに似たスパーズやピストンズの余裕のシーズンゲームを見て、バスケットの戦い方としては正しいのであるが、負けそうになると組織的な作戦で確実に勝ちを拾っていく姿は「エンターティメント性に欠けるなぁ」と思っていた。

そんな感覚的な予想をブログで披露してもしようがないので宣言はしなかった訳だが、やっぱりマブスが来た!

今回はデータでマブス&ヒートが何故勝ち上がったかを検証しようと思う。

●二つの能力

変なタイトルになってしまったが、1ゲームのうちで得点orリバウンドorアシストのうち二つのカテゴリで二桁を稼いだプレーヤーのプレイオフゲームのランキングを見よう。

二つの場合はダブルダブル(DblDbl)三つはトリプルダブル(TriDbl)と呼ばれる。

2006finalreport

マリオン&ナッシュが現時点でワンツーの12回を記録しているのはアッパレだ!
実際はノビツキーは3ゲーム少なくて11回だから実質トップだ。
シャックは17ゲームながら、平均プレイングタイムが他より少なく7回記録している点はさすがゴール下の王様だ。マイアミはハスレムがこれに続く5回。ウェイドが4回。

得点と、一番有効なディフェンス手段であるリバウンドを確保する能力と意識が高いと言える訳で、コート上にいるだけで怖い存在となる。

他のチームに目を向けると、トリプルダブルの常連キッドが1回、レブロンは2回!
世界バスケ・アメリカ代表候補のオドム、ブランドもちゃんと顔を出している。

データはNBAオフィシャルサイトのファイナル特集ページの [STATS] ボタンを押して入るSTSTISTICSで、カテゴリ選択枠で Double-Doubles を選択し、プルダウンメニュー欄で 2005-2006 Postseason AllPlayers AllTeams を選んだものだ。

ゲームが進むとデータが加算されリアルタイムの成績が見れる。
ファイナルが始まる前に、別カテゴリーや、別な視点で検証していこうと思う。

データ検証については、以前ブログにて「田臥勇太を解く!」として、NBA一流プレーヤーと田臥を比較しNBA入りを占った記事にて、データの見方について若干触れているので参照されたい。
http://blogs.yahoo.co.jp/kawashiman7200/24105913.html

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