« 社会人がスポーツを継続できる場の創造と存続 | トップページ | 佐古の目で見たキリンカップ第三戦 »

2006年7月23日 (日)

キリンカップ in 越谷総合体育館

ようやく日本代表チームを生観戦だ。

5時半開場直後に到着し、長蛇の列。駐車場に入れる前に同行者を車から降ろし列に並んでもらったので、すんなり入れる。

各販売ブースが烏合の衆と化していたため、長身を活かし上から商品を覗き込みザッとチェックしながらアリーナに入場。自由席なので、なにはともあれベストポジションの確保が優先だ。
日本ベンチに一番近い所を選び、最前列だと選手が邪魔で見えないので、6〜7段目に陣取った。

予定より大きく遅れて到着したため、フリースローのエントリーはあきらめ、日本代表デカユニフォームに、応援メッセージを書きに行った。遠くから「どうもありがとうございました、これでメッセージの書き込みは終了しま〜す!」の声にダッシュ!
ユニフォームは畳み掛けられていた。「え〜っ!」というのに反応して頂き、「じゃ、ちょっとだけ」とペンを渡してもらい、右裾に「bestをつくせ! kawashiman.」と書き終えると、『あ、日刊スポーツにメッセージ書いてましたよね?」と声を掛けられる。「ハイ!」「みましたヨ」とやりとりの後に、ユニフォームは畳まれていった。

 ◇日刊スポーツ:バスケット世界選手権「日本代表応援メッセージ」
  http://www.nikkansports.com/sports/basket/japan/top-japan.html

1時間前ながら、ず〜っとシューティングを続ける代表チームを見ながらも、年長グループと中堅グループにスッパリ分かれている所に違和感(?)を感じた・・・

一端全選手が控え室にさがり、正式に選手入場し、アップ開始。と同時に、正式なベンチの後ろに用意されたスタッフ用のベンチの列に大西/朝山/山田が座る。第一戦では山田の代わりに佐藤が選手登録から外れていた。朝山のアグレッシブなプレーを見たかったなぁ、、、と背中を眺める。

Japan


さて、国歌斉唱を済ませ、いよいよゲーム!

1Q>
スタートが節政/川村/桜井/公輔/伊藤だ。

早々にセツがトップからツーを決める、幸先がいい。
小気味良く、川村がスリーを2本狙うも入らず、会場にため息、、、

終わり間際に柏木がパスフェイクを入れてのドライブインを決める。
チーム全般にパスする相手を探す様子が多く見られた中で、一瞬の隙を突いたナイスプレー!

ここまでの感想として、イランの超幅広の体格をしたビッグマンがおしなべてゴール下のポジション取りが早く、フリーになった瞬間にパスがそこに通り得点というケースが続いた。
また、この体格で明示的なスクリーンを仕掛けるのだが、本当に壁があるように見える。日本のガード陣は相手ガードのペネトレイトに付いていきながらも、この壁をうまくかわしていくのは凄いフットワークだ。
しかし、イランのガードはジャンプシュートに飛んでからのパスさばきを多用し、それはドライブインに突っ込んでからも同様にジャンプしてミラクルかつ確実なパスを切る。
こういったプレーに対して体の大きなビッグマンが合わせるクイックな動きが染みついているので、面白いように得点していた。

2Q>
残り5分頃に網野からゴール横の古田へアリウープパスかというプレーがあった。キャッチするのでやっとだったが、すぐに折茂が左側から合わせてカットインしゴール。

残り2分半で譲次のナイスリバウンドから、バランスを崩して前を行く柏木へセンターラインにワンバウンドするパスが通り、折茂レィアップ!
折茂は本当に左からのカットインが好きだ。この得点シーンで柏木に2つ目のアシストが付くが譲次のパスがナイスプレーだ。この試合唯一の「速攻」らしい展開だった。

そして、残り1:28。大声援の中、五十嵐がコートイン。
なるほど、3000(?)のキャパをほぼ満席にした観衆が望んだものはこの時なのかと改めて確認できた。まさに第一戦のレポートで読んだ通りだ。

3Q>
クォーターの繋ぎは、前のクォーターの5人が中心にスタートする方式で流れを変えない選手起用だ。スタートは五十嵐/折茂/公輔/古田だ。

開始2分位してトレーナーに川村がボールを要求。ボールを手に馴染ませるためのシューターの工夫だが、残り2分までコートに入れず。

残り6:34で初めてコートに入った佐藤が、3:23に、スクリーン後にハイポスト位置でパスを受け、すぐにパスフェィクからのドライブインし、カウントワンスロー。
シュートをする最後の瞬間まで力強く、いいプレーだった。

残り2:27に、五十嵐がルーズボールを追った瞬間に笛が鳴る。心配そうに審判の方を振り返った顔が、この試合の笛レベルを物語った。考えられないシチュエーションで日本ファウルの笛が多かったからだ。選手やジェリコの態度を見ると、1戦目とは違う吹き方なのだろう。
この時は敵ファウルで五十嵐はフリースローを2本気持ちよく決めた。そして直後の残り2:13に最大の見せ場を作った。五十嵐のスティールから、網野へパスを決めダンク炸裂! 
42-49と点差7に縮め、反撃開始のノロシだ!!

ところが、この後5連続得点を許してクォーターを終える訳だが、特に目立ったバッドな面の象徴的なプレーがあった。残り1分位に、ついさっきいいプレーをした佐藤が同じシチュエーションで、トップ側に体も視線も向けてパス相手を探した。まったくゴールを狙う姿勢を見せなかった。
「ボール回し」の仕方としてピックアンドロールから、PFかCのスクリーナーがそのままハイポストに上がりパスを受けて、45度のガードかローポストへのパスを狙うパターンを多用していた。
形にこだわり過ぎて、佐藤のようなプレーをしては、敵に「このタイミングでシュートはない」と教えているように感じた。これは一番良くない結果だ。マッチアップがきつく、撃てるチャンスが少ない中でも「狙う」ことで、かわす可能性を見いだすことができるのに、チャンスを捨ててしまっては得点する可能性はどんどん減っていく。

手元のメモでは2Qが終わる前に、このシチュエーションについて「ダブルチームされハイポストからパスが出せない」とある。2次展開としてのバリエーションがないので、ディフェンスもセオリー通りに潰しにきているだけなのだが、いかんせんデカイ!タイトじゃなくても、二方をデカイのに囲まれることで視野がゼロになってしまっているようにさえ見えた。

4Q>
スタートから五十嵐が入っていたが、審判と噛み合ない。ターンオーバーそしてファウルと空回り、1分で柏木に交代。
直後に柏木は川村のスリーを演出し、さらに2連続スティールで盛り上がるが、点数はその前の45-57に自身のフリースロー1本を加えただけに終わる。
こうなると会場全体が落胆の色を隠せなくなってくる・・・

点数がそのまま動かないまま残り6:48に川村に代えて五十嵐投入!全てを彼に任せるぞといった雰囲気がでて、会場もかたずを飲む。
この時、他のメンバーは柏木/網野/公輔/古田。しかし、この後46-57から残り3:17に五十嵐がコートを出るまでに53-60と詰めるも、ここから先は不穏な笛が鳴り続け、会場を後にする人が増え始めた。

残り2:11、桜井のレィアップが決まると同時にディフェンスが吹っ飛ぶ。笛が鳴り、カウント&チャージング(オフェンスファウル)のジェクチャー。この判定に猛口撃したジェリコがテクニカルファウル。
計4本のフリースローときたもんだ。6点差に詰めた状況での珍事(?)はすっかりゲームを興ざめたものにしてしまった。

【総評】
イランは、体格は凄いが、身体能力が抜群な選手もいる訳ではないがために、個人技でゴリゴリ攻めるのではなく、確実にパスを繋いで、チャンスをどんどん広げていくゲームメークをする点では、練習相手としては本当にいい相手だったと思う。

日本は、ミドル/ロング・シュートがまったく入らず、レィアップでの得点に頼る印象。結果的に50%のシュート成功率をもたらし、悪くはなかった。が、イランが55%を記録したことで点差を生んだ。
ボール回しを意識せずに、ゴールを狙う気持ちをもっと強く表して、隙を突くことで、持ち味のアジリティを発揮し、第3戦に臨んで欲しい。

越谷にファンがこれだけ集まったのは、五十嵐らのテレビの露出の成果もあるだろう。
代々木も盛り上がって、気持ちよく本番を迎えて欲しい。

|

« 社会人がスポーツを継続できる場の創造と存続 | トップページ | 佐古の目で見たキリンカップ第三戦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/75118/2768743

この記事へのトラックバック一覧です: キリンカップ in 越谷総合体育館:

« 社会人がスポーツを継続できる場の創造と存続 | トップページ | 佐古の目で見たキリンカップ第三戦 »