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2006年7月 7日 (金)

バスケットボール界の現状(2)~ファンの創造(その二)

◆「みる」バスケへの誘導とは?

前回触れたように、「やる」バスケに興じている層を「みる」バスケに引き込んでいないことが『コアファン層しか集まらないバスケ大会』と評されるのではないでしょうか?
Jリーグやbjリーグのように、お気に入りの選手のジャージを着たり、地元開催の試合にこぞって出掛けるといった風習・文化として根付くまでいっていない気がします。

読売新聞(2006年 3/2)によるアンケートにおいて、プロ野球団への要望で(重複回答OKながら)一番多かったのが「握手会や野球教室などのふれあいの場を増やして欲しい」といった項目が27.9%と目立ちました。
野球教室は子供相手が主です。プロ野球選手は引退してからもアマチュアに教えてはならないというルールが少しづつ緩和されつつある中で、一般ファンからの「教えて欲しい」という潜在ニーズもあるハズです。バスケにおいても同様だと考えられます。

観にきて欲しいと願う側が、「やる」だけの層(ミニバスを含めた現役プレーヤー)を、「みる」層(チケットを買って観戦するファン)に引き込むためには直接のコミュニケーションが大切であり、逆方向に向いてしまった「やる」と「みる」のベクトルの方向を少しでも近づける努力が今まで以上に必要とされるのではないでしょうか。

◇上達指導に特化したクリニックの開始

最近は、岡山さんや、キコユカ・クリニック(参河紀久子さん&原田裕花さん)、JOMOなどなどが中学校やクラブチームなどの個別チームの強化目標のクリニックを始めるようになっており、その効果に期待したい。

またbjリーグ:埼玉ブロンコスは、「やる」バスケをミニバスケットに限定せずに、地元の小学校や中学校の授業の一環としてのバスケットボール指導を行い、バスケットに興味の無い層に対して「やる」バスケを教えながらも、「みる」バスケとしての接点を積極的に作り始めます。
これは初等教育においてポートボールが排除された恩恵の一例であり、バスケットボールにおけるチャンスとも言えます。

◆みるバスケ・カテゴリの見えない高い垣根

サッカーのように日本協会がビーチサッカーやフットサルまで範囲をもっているのに対し、バスケット界では「競技バスケ」と「ストリートバスケット」、あるいは「bjリーグ」と「新しいプロリーグ」などいろんなジャンルが対抗乱立し、ピラミッドの構造にはほど遠いようです。

このことによって、「みる」バスケットファンは分化されているのが現状です。
あっちのリーグ、こっちのリーグ、床の上、コンクリートの上といった区別がされています。
結果的にバスケット界の「みる」バスケ人口が見えづらくなっていて、バスケットは人気が無くマイナーだという一般的な評価を呼ぶ風潮をわざわざバスケット界の中で築き上げているのです。バスケ好き自らが後進の道を閉ざし続けている訳です。
これでいいのでしょうか?

この垣根を取っ払うべく動き出した青木康平選手(東京アパッチ)のSPIRITに是非触れて欲しい!

  青木康平選手のコラム「RETURN TO THE STREETZ
  

新しいプロリーグもスタジアム興行を前提とし、「みる」ことに重点を置いていこうとしていますが、所属チームが変わらずにあたかもリーグ名称変更のようにさえ受け取られかねない興行において「みる」ファン数が増えるとは到底考えづらい。

演歌歌手の大御所:五木ひろしが、ファンとのふれあいを大切にしたことで、オリコン総合シングルチャート(2006年 5/1)にて初登場9位と、21年振りのトップ10入りを果たしたそうです。自分の事務所を立ち上げてから初の快挙とのことで、とても参考になるのではないでしょうか?

 ○最年長記録を更新 五木ひろしのヒットを支えたもの
  

ただし、エンターティメントにおける大スターは握手・サインだけでいいが、バスケットはスポーツ界の大御所ではない。そのことを胸で受け止めた上でbjリーグ、新プロリーグの運営サイドはバスケを【観るスポーツ】として認知してもらえるように観客集めの方法を模索・工夫・実施しなければならないのではないでしょうか。

次回は、観客集めの私案をいくつか提示してみたいと思う。

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