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2006年7月 5日 (水)

バスケットボール界の現状(2)~ファンの創造

第二弾は、「ファンの創造」と題し、バスケファンを作るべく、バスケット界(特に日本協会傘下の組織・リーグ)における普及活動の現状から、新しいファンを呼ぶのに足りないと思われる分野を検証する。

◆バスケ界に必要なファンとは?

バスケット界が必要とするのはチケットを買って観に来るファンである。

bjリーグの入場者数は、チケットを購入した実入場者数とのことで、MLBやNBAでは当たり前のことだが、一方JBLは日本の企業スポーツの勇:プロ野球が入場者数を長年水増し発表をしてきた悪しきスポーツ文化をそのまま引き継いでおり、不透明な入場者数発表となっている。
同じ会社の同僚による応援もうれしいが、不特定多数の応援を受けた方がモチベーションアップに繋がり、そのことで観客に感動も与えられる。その観客がまたお金を出して観に来たいという強い思いを抱くことで真のファンになっていくと考えたい。

 [参考] 地域密着型で成功しているJリーグの例 
  過去記事:「地域密着型スポーツクラブへの道」ヴァンフォーレ甲府

◆ファンを増やしたい側の活動

バスケット界では、クリニックと称し、主にミニバスケットをやっている子供達に基本プレーを教えるといったことで将来の金の卵を作るべく、ふれあいの場を作っている。

しかしながら、クリニック後に無料で見れる試合以降に、「このチームが好きだから試合を観たい!」といった展開が本来はあるべきなのだろうが、年に1度あるかないかの興行で特定のチームや選手に憧れて個人的にファンになるケースは少ないように見える。

つまり、その場限りの関係で、見方によってはどれも同じような内容のクリニックを受けることすら、1年で腕前をぐんぐん上げていくミニバスをやっている特に高学年の子供達にとって待ち遠しい場ではなくなっている。
それは、たいていのクリニックがバスケを始めて1~3年くらいのレベルに合わせたものと思われ、いくつかのクリニックを受けた子供は「飽きる」といった状況に陥っているケースがあり得るからだ。

よって、クリニックを受ければ無料で観戦できる特典も魅力あるものにならない・・・。

ファンになってもらわなければ、後にお金を払って試合を観に行く層に発展する可能性は低い。これが、バスケ観戦ファンの実情ではないだろうか・・・。

また当然のことながら、NBAの映像を見たりすることで、比較の対象になっているのも事実である。何故、日本トップリーグを夢の対象として見れず、NBAにのみ魅力を感じるのかについては別途検証したい。

◇ファンとして空虚な中間層 [図解] 
 「やる」バスケと「みる」バスケの間を埋める中間層が膨れている。
 逆にファンとして取り込める可能性を秘めるのが中間層であり、
 中間層を【いかにバスケファンとして取り込むか】がバスケ人気高揚の鍵を握る!
 ※中間層とは、中学以上の現役プレーヤーと、バスケ未経験のスポーツ好きな社会人とする。

次回は、中間層をバスケファンとして取り込むための改善策をいくつかの事例と対比して提案していこうと思う。

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