心と体

2006年5月28日 (日)

外人選手の必要性から考察する日本バスケの発展性

ソーシャルネットワーキングサイト mixi におけるバスケ仲間で
「日本のバスケリーグに外人選手は必要か?」
といった命題について意見交換しました。

実は、10年前頃にもネット上で議論した覚えがあります。

当時は、日本リーグ(JBL)で On the court 2 に変更した直後で、これではビッグマンが育たないのではないかといったところからの議論だったと記憶しています。
センターポジションの自分は外人賛成派でした。

 ※オンザコート2
  同時にコートでプレーできる外国籍登録選手の1チーム内の人数が二人まで

その理由は、前の記事でも紹介した波多野選手のシーズン後の談話にありますが、自分より技術的に上のレベル・身長/跳躍が上のレベルと一緒にやった方がパワーフォワード・センターの成長を助けると考えるからです。

今回は私的な外人必要論を記しておこうと思います。

◆JBLの場合

勝負しながら人材を育てるのは難しく、JBLでは全日本代表選手ながらもプレイングタイムを与えられないケースが目立ち、結果的に全日本の強化ができないという悪循環にも見えます。しかしながらジノビリ@アルゼンチンのような選手相手に国際試合を戦うことを想定するならば、「国内リーグでプレーする外人選手に打ち勝つことが代表選手の最低限の条件である」といった解釈で、ファンは納得せざるを得ない状況です。

ただし、帰化する外人選手も徐々に増えていることで、オンザコート2の意味がかなり薄れてきていることは事実として受け止めてもらい、次のプロリーグに切り替わる時にルールを取っ払うなり、何がしかの工夫が必要とされているような気もします。

◆bjリーグの場合

bjはスポーツエンターティメントを提唱するプロリーグです。
お金を出して、何かを得たくて応援しに来るファンが望むのは、bjの目指す「最後まで結果のわからないゲーム展開」であり、華麗なパス・シュート、巧みなドリブルワーク、豪快なダンクだと思います。
リーグ所属チームがそういったゲームを実現するために使うプレーヤーが ”今は”外人なのであり、それはドラフトの結果でも自明であり、実力の世界なのです。

勝てるチームを作るにあたり、5人しか選べないからこそ運動能力の高い外人選手に食指を伸ばして強化することは勝負の世界では致し方ない結論です。

プロバスケbjへの集客

バスケは高さが重要な競技であり、ダンク・リバウンドに関しては最高到達点に達する時間の早さが、リングの上の世界を支配します。

先日ピッペン@Pippen@Bullsのプレーを中2の息子に初めて見せたら「こいつすげぇ!気に入った!!」と言わしめたプレーは、まさに考えられない所からのダンクの連続でした。

最近では、Wade、James、Carterがこれに匹敵しますが、息子はLakersファンでKobeが一番のお気に入り。PlayOFFで敗退し「もう今シーズンのNBAは終わったな」と宣言し、全日本の試合(キリンカップ/世界バスケ)には興味を示しません。(T_T)

これでわかるように、NBAを見慣れた奴らはそれに近いものを見たいと思うし、そうじゃないものはつまらないと決め付けていることが、国内リーグでコアなファン層以外に人気がでない理由のように思います。

#ブロンコスの「日本人化」2年目についてはケミストリー発生に期待!

外人選手の例:アイザック

今回Bj高松がドラフト5位指名したアイザックはどこからでもダンクに持ち込むパワーと高さがあります。NBAを見慣れた層にとっては、魅力を感じることができるタイプだと思います。

彼がJBLブロンコスにいた頃は、教えていたミニバスの子らが彼のプレーに陶酔し、虜になっていました。

 ※アイザックは高校時オールアメリカンだったようです
 

波多野選手の場合

調べてみると、波多野選手は去年のJ-SPORTSの番組「Movin' you.」で
「自分は得点じゃなく、走ってディフェンス、そしてリバウンド」とチームの中の役割を見つけたと語っています。

CMに起用され、bjの中でもメディアへの露出の多い彼がファーストシーズンを終えて、「自分は外国人の中でプレーできて成長した!」と言い切るのだから、外人がうじゃうやいることは【成功】と言えるのではないでしょうか。

そして、あのCM出演で予想外の【知名度】を得たようです。

企業スポーツと違い、こういった効果はとても大きいと思われ、スターの道の第一歩を踏み出したともいえそうです。
リバウンド好きなSFが、いかに外人に挑むのか来期に期待!!

◆外人選手との勝負

JBL:朝山@OSGはfinalで、SG出身の長身PG:パーキンズ@トヨタ自動車にマッチアップして押さえ込み、スリーをバシバシ決めるといった臆すことのないアグレッシブさが評価され日本代表入りしたと思われ、外人と勝負して結果を出した好例ではないでしょうか。

◇ポイントガードのポジションを確立せよ

バスケの外人選手は皆「自分が決める」という気持ちが強く、ワンマンプレーが多いのは今に始まったことではありませんが、それくらいの気持ちが無ければいけないと「田臥」も課題とされました。それは得点を重ねることがバスケットゲームの必然だからです。

  外人選手のワンマンプレーの背景:
  国民性の違いと解釈する向きもあるようですが、
  決してそうではなくて、アメリカのバスケの土壌では
  1分のプレイングタイムの中で凌ぎを削るような、
  し烈な競争が行なわれ「我先に!」とアピールしなければ
  永遠に忘れ去られるような実力の世界での生き残りを
  1プレイに賭けて、生き残った者だけが脚光を
  浴びる世界を経験してるからです。苦言を呈するならば、
  日本の企業スポーツとは対極をなしているのです。

そんなイケイケの外人選手を使いこなせる日本人PG】は、どのくらいいるでしょうか?

あのOSG中村監督がFinal終了後に「外国人のいいPGが来たら荒らされることになる。今後獲得する外国人選手はセンターがいいのか、 PGがいいのか考えたい」というコメントを残したそうで、気になるところです。

5/25発売のビッグコミック「ファイブ」の佐古選手のセリフに「俺のパスを出したいところに走り込む選手がいない」という苦悩を吐露するシーンがあり、その状況を解決するために「必要なのは選手同士のコミュニケーションだ!」と後藤に訴えて次号につづくのですが、そんな状態のチームを日本一にするまでに単一シーズンしか要さなかった訳ですから、佐古のリーダーシップは本当に凄いです。

外人選手の活躍が目立つ日本のバスケリーグでは、チームを引っ張り切れるリーダー的な日本人PGが出現して欲しいところです。そして日本的なプレー(俊敏性)で魅せ、求心力のあるリードオフマンとなることが【フランチャィズビルダー】への近道のように思います。

#スター性を潜めた、スピーディで、高度なテクニックを有するガード、青木康平@東京は今後注目します。

#現全日本でみると、佐古の跡を継ぐのは五十嵐、折茂の跡を継ぐのは川村に期待します。

◆タイプ別の外人選手の起用を望む!

bjリーグに限らず新たに外人選手と契約する際は、こんなタイプのプレーヤーがいいという希望を述べます。

○コート上の笑顔でわかる「いい人柄」を持つタイプ

わたしはNBAの「インタビューチーム」に選ばれた【人柄】に惹かれ、プレーを見たことのなかったシェーン・バティエのファンになりました。

同じくインタビューチーム常連のグラント・ヒル、レィ・アレンなども大好きです。
この手の温和なタイプのプレーヤーを発掘して呼んでほしい。
きっと日本人好みで、マスコミ受けも良いでしょう!

古き日本リーグではラリー・ジョンソンが思い出されます。

バスケを愛し、バスケを愉しみながら凄いプレーを見せ、コート上で<笑顔>を魅せてくれることが理想です。きっとバスケに興味の無かった子供達にも【】を与えてくれる力を秘めているからです。
 
 
○気持ちを表に出してどんな相手にも立ち向かうタイプ

 この手のタイプでは、

 ◇ペトロビッチ
  http://www.nba.com/history/players/petrovic_bio.html

 ◇KJ(ケビン・ジョンソン)
  http://www.nba.com/news/kjohnson_call_000405.html

らに凄さを感じていました。

Jordan、A.I、Kobeは燃える時(4Q)が来ると、このタイプに変化しますね。(^^)

敵地(フロントコート)に乗り込む際の真剣な表情で、強い決心をプレーで体現するというストレートな表現者は得てして敗北も喫する訳ですが、敗れてもまた敵に向かい続ける勇姿はチームメートと観る者を鼓舞します。
彼らはあきらめないことの大切さなどの人生の教訓を身を持って教えてくれている気がします。

◆バスケファンへの提言

日本バスケの発展には、JABBA(日本バスケットボール協会)の掲げる「日本オリジナルなバスケットボール」の構築は必要でしょう。しかし、スポーツとしてトップレベルでの競争社会の創造(プロ化)のためにはフィジカルの強さで空中を支配し、メンタルの強さで試合を支配する外人選手の起用は、まだ日本のバスケリーグには必須のものと考えます。

しかし、bjリーグのファーストシーズン2005-2006を終えて、次の一歩を踏み出した日本人選手をあちこちでたくさん見付けることができたことも事実であり、着実に個々の選手のレベルは上がってきています。

これらの選手やリーグを支える新しいファン(出来ればナショナリズムを感じて心底から応援してくれる国民全体)を惹き付ける策を、既存のバスケファンが創らなければなりません。

世界選手権が開催される今年、機は熟します!

バスケットが脚光を浴びるためには何が必要なのでしょうか?皆で考えましょう。

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2006年3月29日 (水)

日本バスケチームを支えるのは誰?

MLBの中に身を投じ、世界の野球レベルを肌で感じていたイチローが

先のWBCで「王監督に恥をかかせるわけにはいかない」と宣言し、決戦に向かった。

バスケット世界選手権に立ち向かうにあたり、

誰が決戦に向けて号令を掛けるべきなのか?

WBCに向かった王JAPANはキャプテンを置かないことを宣言しつつ、

世界的な実績のあるイチローをスポークマンあるいは広告塔、

そして事実上のチームリーダーに据えた。

Five同様の存在が欲しいのだが、佐古は「FIVE」の映画化も決まり、

また日本を代表するプレーヤーとして知る人は知っている。

時期的には適任だが、「世界を知る」という意味では

最近の国際試合の経験は少ない。誰がいいだろうか?

WJBLのシャンソンベンチで吠えていたのは、キャプテンの石川ならず

今期引退の噂の高い相澤だったではないか。

きっちりとチーム内でも、マスコミにも、もの言える人材はだろう誰か?

田臥にそんな真似ができると面白いのだが・・・

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